ジョンの死

平成26年9月22日愛犬ジョンが静かに息を引き取りました。
9月19日夕方、義父が散歩させているときに、ぐるぐる回り出して倒れてしまったというのです。知らせを聞いて自動車で現地へ行くと苦しそうに喘いでいます。やっとのことで車に乗せ、獣医へ直行しました。はじめ獣医は腰痛ではないかと言っていましたが、しばらくするとまた喘ぎ始め、とても苦しそうです。緊急入院させてその日は帰宅しました。
 翌日行ってみますとやはり苦しそうなんですね。髄膜炎と判断されました。歯のバイ菌が脳に入ったらしいのです。一進一退の状態でしたが、22日早朝死にました。死に顔がとても穏やかでほっとしました。獣医に聞くと最期は穏やかだったそうです。
遺骨は、ジョンの母親が眠っている私の実家に埋葬してやりました。
 ちなみにこの獣医さんはとても良くジョンの面倒を見てくれました。また若い助手さんも献身的に看護してくれました。この場でも御礼を申し上げます。 
 思えばジョンは平成11年10月2日より常に私のそばにいました。私の健康維持に偉大な貢献をした犬でした。
 あまり頭の良い犬ではなかったのですがとにかく可愛いかった。晩年の夏と冬は家の中に入れてエアコンをつけて飼っていました。ある日、仕切りのアコーデオンドアが少し開いていたんですね。朝の散歩に行こうとしたらジョンがいないんですよ。家中探したら何となんと、居間のひな壇(3月だったんですね)の赤い毛氈を枕に悠々と寝ていました。「おい何してんだ」と思わず言いました。またある日は、私が前日鎖をしっかり繋がなかったんですね。朝行ってみると犬小屋にいないんですよ。もう車に轢かれたんではないかとそこら中を探しました。当家は国道に面しているので道路に出たらアウトなんですね。散々探してヘトヘトになって家に戻り、駄目元で、「ジョン」と呼んだら、反対側から間抜けな顔を出してきました。まあほっとしましたね、このときばかりは。
 もう犬は飼いません。自分の年齢を考えると飼わない方が賢明と判断しました。まあ、いつまでもジョンの思い出を大事にしていきます。
ということで、タイトルのジョンはもういませんが、敢えてあのままにしておきます。